2007/08/28
斑入りドクダミ

大好きな梨木香歩さんの「家守綺譚」から、今日はドクダミです。
といってもドクダミを見たこと無い人はいないでしょうから
ちょっと変わった斑入りのドクダミを貼っとこ。
ドクダミ科、アンチドーテ・トリカラー。
花は普通のドクダミだけれど、葉がトリ(三つの)カラー(色)。

『家守綺譚 』は、「ついこのあいだ、ほんの百年すこしまえの物語」
ボートを漕いでいて湖で行方不明になったままの学生時代の友人高堂の実家に
頼まれて家守として住み始めた駆け出しの作家(自称精神労働者)の
綿貫征四郎。
和風の植物の茂る庭に大きな池のある日本家屋では
亡くなったはずの高堂があちらの世界から訪ねてきたり
サルスベリの木に恋をされたり
河童や花の精や、人を化かす狸やカワウソと次々と出会ったりの不思議の日々。
それをことさら驚かず、普通のことと受け入れて
美しい季節のうつろいとともにしっとりと流れていくお話です。
そんなことは当たり前です、と色々教えてくれる隣のおかみさんが可笑しい。
どうも、かつての日本ではそちらが「常識」な様なのです。
逢魔が刻と言いますが
百年前の時代は逢魔が時だったのかも知れません。







