予告と全然違う!
見始めてから最後まで、ず??っと思っていた感想です。
予告では、酒と美女に目が無いお気楽下院議員のチャーリー・ウィルソンが
なぜがアフガン問題に巻き込まれ、あれよあれよという間に
いつの間にか事態好転のヒーローに!っていう感じの
コメディ映画のようでしたもん。
これがチャーリー・ウィルソンって意外とマジな奴で、
硬派な社会派映画だったりします。
笑うシーンはたくさんあるけど、
お気楽な爆笑と言うより、真剣な中の一抹の息抜きシーンですね。
監督は、『卒業』 のマイク・ニコルズ監督。
そういえば、「シルク・ウッド」「ワーキングガール」「心の旅」など
エンターテイメント性と芯の通ったテーマ性を両立する作品を撮れる監督です。
主人公チャーリー・ウィルソンに、トム・ハンクス。
テキサスで6番目の金持ち夫人に、ジュリア・ロバーツ。
チャーリーのブレインになるCIAエージェントに、フィリップシーモア・ホフマン。
豪華な配役です。
その中で、'05に「カポーティー」アカデミー賞主演男優賞の
フィリップ・シーモア・ホフマンが!
サングラスと大きな口ひげで、最後まで誰だかわかんなかったし(笑)
あとね、
なかでジュリア・ロバーツがお化粧直しするシーンがあるのだけど
これがハリウッド風なのか、ふだん見かけぬメークテク!
下地から仕上げまで、フルメーク全部見せて欲しかった?!
ところで最後のほうに
「人間(じんかん)万事塞翁が馬」そっくりの例え話がでてくるのですが
解釈がまったく違うような。
これって同じものなのかな? 誰か教えて?
見終わって最後に、
『シリアナ』とか、こういう映画を作って公開しちゃって
それがコマーシャルベースに乗るあたり
アメリカの懐の深さを感じるかも。
でも、
これを公開するまでに、9.11から今日までの時間が要ったとも。
いろいろ考えされられました。
お薦め。
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